神戸の街を歩いていると、海外からのお客様の姿を見かける機会が本当に増えました。飲食店や宿泊施設、小売店にとって、多言語での情報発信はもはや「あれば良いもの」ではなく、売上に直結する要素になっています。今回は、私たちが実際の制作現場で意識している多言語サイトのポイントをご紹介します。
「全ページ翻訳」よりも「必要なページから」
多言語対応と聞くと、サイト全体を丸ごと翻訳しなければならないと考えがちですが、実際にはその必要はありません。海外のお客様が知りたいのは、営業時間、アクセス、メニューや料金、予約方法といった実用的な情報です。まずはこれらのページだけを丁寧に翻訳し、ブログなどの読み物は後回しにする。この割り切りが、コストを抑えつつ効果を出す近道です。
機械翻訳と人の翻訳の使い分け
近年のAI翻訳は精度が大きく向上しており、補助的に使う価値は十分にあります。ただし、店名や商品名、キャッチコピーをそのまま機械翻訳にかけると、意味の通らない訳文になることが少なくありません。私たちは弊社運営のベトナム料理店「BEP LUA QUAN」でも多言語での案内を行っていますが、メニュー名や注意書きなど誤解が許されない箇所は必ず人の目で確認するという運用にしています。
言語切替のUIと技術的な配慮
設計面では次の点が重要です。
- 言語切替ボタンをヘッダーの分かりやすい位置に置く(国旗アイコンだけに頼らない)
- 言語ごとにURLを分け、検索エンジンが正しく認識できるようにする
- hreflangタグで各言語版の関係を明示する
- 日付・通貨・住所の表記を現地の慣習に合わせる
特にURL設計とhreflangは、海外の検索結果に正しく表示されるかを左右するため、公開前に必ず確認すべきポイントです。
翻訳後の「運用」まで設計する
多言語サイトで最も多い失敗は、公開後に日本語ページだけが更新され、外国語ページが古いまま放置されることです。更新頻度の高い情報は言語共通のデータとして一元管理する、営業時間などは一箇所を直せば全言語に反映される仕組みにする、といった設計段階での工夫が長期的な品質を守ります。
Daytaでは、神戸のインバウンド需要を見据えた多言語サイトの企画から制作、運用設計までを一貫してお手伝いしています。自社サイトの多言語化をご検討中の方は、ぜひ無料相談をご利用ください。


