「ネット販売を始めたいが、楽天やAmazonに出店すべきか、自社のECサイトを作るべきか分からない」。EC参入をご検討の企業様から最も多くいただく質問です。結論から言えば、どちらが正解というものではなく、商材と事業の段階によって最適解が変わります。本記事で両者の違いを整理します。
モール出店の特徴:集客力と引き換えの手数料
楽天市場やAmazonなどのモール型の最大の強みは、モール自体が持つ圧倒的な集客力です。出店すればその日から数千万人の利用者に商品を見てもらえる可能性があります。一方で、売上に対して10%前後の手数料や月額出店料がかかり、価格競争にも巻き込まれやすくなります。また、購入者の情報はモール側が管理するため、自社の顧客リストとして自由に活用できない点は長期的に大きな制約です。
自社ECの特徴:資産になるが集客は自力
ShopifyなどのECプラットフォームや独自開発で構築する自社ECは、手数料が低く抑えられ、デザインや販売方法の自由度も高くなります。顧客情報が自社に蓄積されるため、リピート施策やメールでの再アプローチが可能になり、売れば売るほど自社の資産が増える構造です。ただし、開設しただけでは誰も訪れません。SEO対策、SNS運用、広告といった集客活動を自力で行う必要があり、軌道に乗るまで時間がかかります。
判断の目安
選択にあたっては、次の観点が参考になります。
- 型番商品・比較されやすい商品:検索して買われるためモールが有利
- オリジナル商品・ブランドで選ばれる商品:世界観を伝えられる自社ECが有利
- リピート性の高い商材(食品・消耗品など):顧客リストを持てる自社ECの価値が大きい
- とにかく早く売上が欲しい:まずモールで市場の反応を確かめる
現実的には「併用」から始める企業が多数
実際には、モールで販売実績と認知を作りながら、並行して自社ECを育て、リピーターを自社サイトへ誘導していく併用戦略が中小企業の定石になっています。重要なのは、最初に全体戦略を描いた上で、どこに投資するかを決めることです。
Daytaでは、商材や体制をお伺いした上で、モール・自社ECの選定からサイト構築、決済導入、開設後の運用までを一貫して支援しています。EC参入をご検討中の方は、お気軽に無料相談をご利用ください。


