「うちのような小さな会社が狙われるはずがない」。セキュリティの話をすると、よくこう言われます。しかし実際の攻撃の多くは、規模を選ばず自動化されたプログラムが手当たり次第に行うものです。弊社が保守しているサーバーのログにも、不正ログインを試みるアクセスが毎日のように記録されています。今回は、中小企業がまず押さえるべき基本の対策をまとめます。
最優先は「パスワード」と「認証」
被害の入口として最も多いのが、推測されやすいパスワードと使い回しです。最低限、次を徹底してください。
- サービスごとに異なるパスワードを使い、パスワード管理ツールで管理する
- メール、銀行、クラウドサービスは二段階認証を必ず有効にする
- 退職者のアカウントは当日中に停止する
特に二段階認証は費用ゼロで効果が最も大きい対策です。まだ設定していないサービスがあれば、今日中の設定をおすすめします。
「更新」を後回しにしない
OSやソフトウェア、WordPressなどのCMSとプラグインの更新は、既に見つかった弱点を塞ぐ作業です。更新を放置したサイトは、弱点の一覧を公開しているのと同じ状態になります。月に一度は更新日を決めて全端末・全システムを確認する、自動更新にできるものは自動にする、という運用を仕組みにしてしまうのが確実です。
バックアップは「復元できて」初めて対策になる
ランサムウェア(データを暗号化して身代金を要求する攻撃)への最大の備えはバックアップです。ただし、常時接続された同じ場所への保存では一緒に暗号化される恐れがあります。別の場所・別の系統に保存する、そして年に数回は実際に復元してみることまで含めて対策とお考えください。
最後の砦は「人」の意識
取引先を装った偽メールや偽の請求書は年々巧妙になっています。添付ファイルを開く前に送信元を確認する、振込先変更の連絡は必ず電話で確認する、といったルールを社内で共有するだけでも被害の多くは防げます。難しい技術より、まずは習慣づくりです。
Daytaでは、セキュリティの現状診断から対策の優先順位づけ、サーバーの保守・監視までをご支援しています。自社の対策状況に不安がある方は、お気軽に無料相談をご利用ください。


